静電気の原理と火災予防
- (1) 二物体の接触・摩擦・剝離では電子が移動し、一方が正、他方が負に帯電する。陽子が物体間を移動するわけではない。(金沢工業大学「電気量保存の法則」)
- (2) 閉じた系の電気量の総和は保存され、電子移動で生じる正負の電気量は大きさが等しい。(金沢工業大学「電気量保存の法則」)
- (3) 静電誘導は帯電体を導体へ近づけたとき、接触しなくても導体内の電荷分布が偏る現象である。(大分大学「電磁気学・静電誘導」・秋田工業高専「静電誘導」PDF・2節)
- (4) 電位差が大きくなると火花放電が生じ、可燃性蒸気と空気の混合気体の着火源になり得る。(厚労省「職場のあんぜんサイト・静電気」)
- (5) 接地は導電性設備の電荷を大地へ逃がし、電位上昇と火花放電を抑える。(労働安全衛生総合研究所「静電気安全指針」PDF・2 静電気帯電防止用接地基準・消防庁報告書PDF・4.3(3))
- (6) 接地・ボンディング、流速抑制、導電性材料や静電安全靴・静電作業服の使用などを組み合わせる。絶縁性の高い液体では静置時間も確保する。(消防庁「仮貯蔵・仮取扱い等の安全確保」報告書PDF・4.3(2)(3)、5.1(1)カ)
出典・参考
- 一般財団法人消防試験研究センター 丙種公開問題(静電気火花を着火源とする問題)
- 総務省消防庁 石油コンビナート等防災体制教育テキスト