第5類(自己反応性物質)とは
消防法別表第一の第5類は、自己反応性物質として扱われる危険物です。物質ごとの性状差が大きいため、「第5類はすべて同じ性質」と一般化せず、法定品名・個別SDS・公開問題で確認できる軸を分けて整理します。
法定品名
- (1) 第5類の法定品名には、有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物、ニトロソ化合物、アゾ化合物、ジアゾ化合物、ヒドラジンの誘導体、ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン塩類などがあります。e-Gov法令検索「消防法」別表第一
- (2) アゾ化合物とジアゾ化合物は、消防法別表第一では別々の法定品名です。e-Gov法令検索「消防法」別表第一
- (3) ヒドラジンの誘導体、ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン塩類は、消防法別表第一ではそれぞれ別の法定品名です。e-Gov法令検索「消防法」別表第一
貯蔵・取扱い
- (4) 第5類の危険物は、炎・火花・高温体との接近、過熱、衝撃または摩擦を避けて取り扱います。e-Gov法令検索「危険物の規制に関する政令」第25条
- (5) 第5類危険物の運搬容器には、類別に応じた注意事項として「火気厳禁」「衝撃注意」を表示します。NITE「消防法における化学物質管理」運搬容器への表示
火災時の考え方
- (6) 消防試験研究センターの公開問題では、金属のアジ化物を除く第5類に共通して消火効果が期待できる方法として、大量の棒状または霧状の水による消火が示されています。消防試験研究センター「乙種第1・2・3・5・6類 公開問題」問27
金属のアジ化物まで同じ消火方法に一般化しません。アジ化ナトリウムなどは個別SDSの消火剤欄を確認します。
出典・参考
- e-Gov法令検索 消防法
- e-Gov法令検索 危険物の規制に関する政令
- 消防試験研究センター 過去に出題された問題
- NITE 消防法における化学物質管理