熱化学

最終更新日: 2026-07-25

熱化学

化学反応では熱の出入りがあり、その量を反応熱またはエンタルピー変化として扱います。危険物取扱者試験では、発熱・吸熱の判別、燃焼熱生成熱、反応式の係数、ヘスの法則を組み合わせた計算が出題されます。

基本事項

プロパンの生成熱の計算

水素、炭素、プロパンの燃焼熱をそれぞれ286kJ/mol、394kJ/mol、2219kJ/molとします。

  • 3molの炭素が燃焼して放出する熱:3×394=1182kJ
  • 4molの水素が燃焼して放出する熱:4×286=1144kJ
  • 単体から直接、二酸化炭素3molと水4molになるときの放出熱:1182+1144=2326kJ
  • いったんプロパンを生成してから燃焼するとき:プロパンの生成熱+2219kJ

ヘスの法則より、プロパンの生成熱は2326−2219=107kJ/molです。エンタルピー変化で書けば、3C+4H₂→C₃H₈ のΔHは−107kJ/molです。

ひっかけ

  • 「放出した熱量の大きさ」と「ΔHの符号」を混同しない。
  • 反応式を2倍・1/2倍したら熱量も同じ倍率にする。
  • 反応式を逆向きにしたらΔHの符号を逆にする。
  • ヘスの法則では、消去したい物質が反応式の左右で打ち消されるように式を加減する。

出典・参考

熱化学に関する問題