過酢酸(CH₃COOOH)とは
過酢酸は第5類 自己反応性物質のうち有機過酸化物に分類されます(過酸化ベンゾイルと同じ分類)。強い酸化性と腐食性を併せ持つ液体で、殺菌剤などにも使われます。乙種第5類(乙5)で問われます。
(1) 第一種自己反応性物質に当たり、指定数量は10kgです。
性状のポイント
- (2) 無色の液体で、強い刺激臭(酢酸に似た臭い)がある。
- (3) 第5類(自己反応性物質)の有機過酸化物に分類される。
- (4) 引火性がある。
- (5) 加熱すると分解し、約110℃で発火・爆発する危険がある。
- (6) 強い酸化性をもち、可燃物・有機物と接触するとその燃焼を促進する。
- (7) 皮膚や粘膜に強い刺激(腐食性)を与える。
- (8) 水によく溶ける。
- (9) 換気のよい冷暗所に貯蔵し、火気・加熱を避ける。
覚え方・ひっかけ
過酢酸は「酢酸」という名前ですが、消防法上は第4類(酢酸=第2石油類)ではなく第5類の有機過酸化物です。強い酸化性をもちながら自身も引火性・爆発性をもつ、という二面性が特徴。「不燃性である」「無臭である」「皮膚に触れても無害」といった選択肢は誤りです。約110℃で爆発する危険があるため、加熱は厳禁で冷暗所に貯蔵します。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」過酢酸 GHSモデルSDS(CAS 79-21-0)(2019年改訂版)
- 同SDS:引火性液体・有機過酸化物の分類
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物区分の根拠)
※本問題・解説は上記の政府公表資料等を参考に作成しています。数値は代表値であり、製品や条件により幅があります。