三硫化りん

最終更新日: 2026-07-19

三硫化りん(P₄S₃)とは

第2類(可燃性固体)に属し、乙種第2類で問われる重要な物質です。硫化りん(三硫化りん・五硫化りん・七硫化りん)の代表で、マッチの頭薬の原料として知られます。

(1) 政令別表第三の「硫化りん」に当たり、指定数量は100kgです。

性状のポイント

  • (2) 黄色または淡黄色の結晶で、比重は約2.0と水より重い。
  • (3) 冷水には比較的安定だが、水または蒸気との反応で有毒な硫化水素(H₂S)を発生する。(厚労省SDS「安定性及び反応性」
  • (4) 摩擦熱や火炎により発火するおそれがある。(厚労省SDS「安定性及び反応性」
  • (5) 燃焼すると有毒な二酸化硫黄(SO₂)などを発生する。
  • (6) 水系の消火剤は適さず、乾燥砂や二酸化炭素などの不燃性ガス、粉末消火剤による窒息消火を行う。
  • (7) 硫化りんには三硫化りんのほか五硫化りん・七硫化りんがあり、五硫化りん・七硫化りんは冷水とも徐々に反応して硫化水素を発生する。

覚え方・ひっかけ

「熱水と反応して硫化水素」が最重要ポイントです。発生する硫化水素は有毒かつ可燃性なので、「無害なガスしか出ない」「水系消火剤が最適」という選択肢は誤り。消火は乾燥砂・不燃性ガス・粉末による窒息消火です。「マッチの原料=摩擦・衝撃で着火する」という連想で、「触ると危ない」性質も併せて押さえましょう。

出典・参考

※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。数値は代表値であり、正確性は要確認です。

三硫化りんに関する問題