粉末消火剤

最終更新日: 2026-07-26

粉末消火剤

粉末消火剤は、微細な粉末を放射して燃焼の連鎖反応を抑制(負触媒効果)し、あわせて分解で生じる二酸化炭素や水蒸気で窒息させる消火剤です。油火災・電気火災に強く、消火速度が速いのが特徴です。

消火の原理

粉末の種類

種類主成分適応火災
ABC粉末(リン酸塩類等)リン酸二水素アンモニウム NH₄H₂PO₄淡紅色普通(A)・油(B)・電気(C)のすべて
BC粉末(炭酸水素ナトリウム炭酸水素ナトリウム NaHCO₃白色油(B)・電気(C)
BC粉末(炭酸水素カリウム炭酸水素カリウム KHCO₃紫色油(B)・電気(C)
金属火災用粉末(粉末(その他のもの))塩化ナトリウム金属火災

法令上の位置づけ

注意点

試験での頻出ポイント

  • 主効果は抑制(負触媒)。窒息は補助、冷却はほとんどありません。
  • ABC粉末(リン酸塩類等)は普通火災にも適応、BC粉末(炭酸水素塩類)は適応しない。この違いが最頻出です。
  • 金属火災には「その他のもの」(金属火災用粉末)を使います。ABC粉末では対応できません。
  • 粉末消火設備は第3種、大型消火器は第4種、小型消火器は第5種です。
  • 冷却効果が小さいため再燃に注意が必要です。

出典・参考

粉末消火剤に関する問題