赤りんと黄りん(白りん)の関係について、正しいものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-07
解説
問題全体の補足
赤りんと黄りん(白りん)は、どちらもりん(元素記号P)だけからなる単体であり、互いに同素体の関係にある。同素体とは、同じ元素からできているが原子の結合のしかた(構造)が異なる単体どうしのことをいう。したがって両者の化学組成(構成元素)は同じで、違うのは構造とそれに由来する性質である。
黄りんはP₄分子からなり、きわめて反応性が高く有毒で、空気中で自然発火する(発火点は約34〜44℃と低い)ため水中に保存する。一方、赤りんは高分子状で化学的に安定であり、自然発火はせず(発火点は約260℃)、毒性も低い。マッチの側薬などに用いられる。
「同素体=組成は同じ・構造が違う」という点が要点で、『別の化合物である』『りんと硫黄の化合物』などは誤り。安定性・危険性の大小は赤りんと黄りんで逆に問われやすいので注意する。
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