同位体

最終更新日: 2026-07-26

同位体

同位体(アイソトープ)とは、原子番号(陽子の数)が同じで、質量数(陽子+中性子の数)が異なる原子どうしのことです。名前が似ている「異性体」とはまったく別の概念なので、区別して覚えます。

定義

代表的な同位体

元素同位体陽子中性子質量数
水素¹H(軽水素)101
水素²H(重水素・D)112
水素³H(三重水素・T)123
炭素¹²C6612
炭素¹³C6713
炭素¹⁴C6814

同位体と異性体の違い

同位体異性体
対象原子分子(化合物)
何が同じか原子番号(陽子の数)分子式
何が違うか中性子の数(質量数)構造
性質化学的性質はほぼ同じ性質が異なることが多い
¹²Cと¹⁴C、¹Hと²Hエタノールとジメチルエーテル
  • (6) 同位体は「原子番号が同じで質量数が異なる原子」、異性体は「分子式が同じで構造が異なる化合物」である。同位体は化学的性質がほぼ同じだが、異性体は性質が大きく異なることが多い。OpenStax「Hydrocarbons」

同素体との違い

危険物では黄りん赤りん(ともにりんの同素体)が典型例で、黄りん第3類自然発火性物質、赤りん第2類の可燃性固体と、まったく別の類に分類されます。

試験での頻出ポイント

  • 同位体は「陽子が同じ・中性子が違う」。電子の数が違うのはイオンです。
  • 「同位体」「同素体」「異性体」の3つを混同させる問題が定番です。同位体=原子/同素体=単体/異性体=化合物と整理します。
  • 同位体の化学的性質はほぼ同じです。
  • 黄りん第3類)と赤りん第2類)は同素体でありながら危険物としての類が異なります。

出典・参考

同位体に関する問題