トルエン(C₇H₈)とは
第4類(第1石油類)に分類され、乙種第4類試験で頻出です。ベンゼンと同じ石油系芳香族炭化水素で、引火点が約4℃と低く、溶剤・塗料希釈剤として工業的に広く使用されます。
性状のポイント
- (2) 無色透明の液体で、甘い芳香性の臭いがあります
- (3) 引火点は4℃、相対密度は0.87で水より軽い(厚生労働省「トルエン」個別SDS・物理化学的性質)
- (4) 蒸気は空気より重く(蒸気比重約3.1倍)、低所に滞留
- (5) 水に不溶、蒸気も水に溶けにくい
- (6) 常温で気化しやすく、吸入によるめまいや中枢神経への影響
覚え方・ひっかけ
トルエンはベンゼンの次同族体で、第1石油類に分類されます。引火点が約4℃とベンゼン(-11℃)より高いですが、それでも常温での着火の危険があります。蒸気は空気より重く、静電気・火源管理が不可欠です。消火は泡消火器や粉末消火器で、注水は不適切。「塗料の臭いのする引火性液体=トルエン」と覚えると、他の物質との区別が容易です。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」トルエン 安全データシート(CAS 108-88-3)
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料