自衛消防組織

最終更新日: 2026-09-03

自衛消防組織

設置が必要な事業所

(1) 自衛消防組織は、大量の第4類危険物を取り扱う事業所で、火災その他の災害が発生したときの応急活動を行う組織です。対象となる指定施設は、危険物保安統括管理者の制度と対応しています(消防法第14条の4、危険物の規制に関する政令第38条)。

(2) 自衛消防組織の設置対象は消防法第14条の4と政令第38条で定められ、製造所・一般取扱所では同一事業所の指定施設で取り扱う第4類危険物の数量を基準にします。移送取扱所は規則で定める対象・数量条件を確認します。e-Gov法令検索「消防法」第14条の4 e-Gov法令検索「危険物の規制に関する政令」第38条

指定施設第4類危険物の数量自衛消防組織
製造所指定数量の3,000倍以上必要
一般取扱所指定数量の3,000倍以上必要
対象となる移送取扱所規則で定める数量以上必要
貯蔵所・給油取扱所など―この制度の対象外

製造所と一般取扱所は、同一事業所の指定施設で取り扱う数量を事業所単位で判断します。移送取扱所については、危険物保安統括管理者と同様に規則・告示による除外があります。

人員と化学消防自動車

(3) 自衛消防組織には、事業所の第4類危険物の最大数量に応じて、次の人数と化学消防自動車を置きます(危険物の規制に関する政令第38条の2)。まず設置対象かを前表で判断したうえで、この表を使います。

第4類危険物の最大数量人員化学消防自動車
設置基準以上 12万倍未満5人以上1台以上
12万倍以上24万倍未満10人以上2台以上
24万倍以上48万倍未満15人以上3台以上
48万倍以上20人以上4台以上

(4) 政令第38条の2の数量区分は「12万倍未満」「12万倍以上24万倍未満」「24万倍以上48万倍未満」「48万倍以上」です。したがって、ちょうど12万倍は10人・2台、24万倍は15人・3台、48万倍は20人・4台が最低編成になります。e-Gov法令検索「危険物の規制に関する政令」第38条の2

統括管理者との関係

(5) 危険物保安統括管理者は、事業所の事業実施を統括管理する役職です。自衛消防組織は、災害時に活動するための組織です。対象となる指定施設は対応していますが、制度の役割を混同しないようにします。

根拠:消防法第14条の4、危険物の規制に関する政令第38条・第38条の2。

自衛消防組織に関する問題