第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)とは
消防法別表第一における第3類です。固体または液体で、自然発火温度が低く空気中で自動的に発火する物質、または水と接触すると反応して可燃性ガスを発生し危険になる物質の総称です。2つの異なる性質の物質が混在する類です。
この類の特徴
- (1) 法定品名には、カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、アルキルリチウム、黄りん、その他のアルカリ金属・アルカリ土類金属、その他の有機金属化合物、金属の水素化物・りん化物、カルシウム又はアルミニウムの炭化物などがあります(消防法別表第一・第三類)。
- (2) アルキルリチウムは炭素とリチウムが結合した有機金属化合物の一群で、法定品名として独立しています。危険物政令別表第三における指定数量は10kgです(危険物の規制に関する政令別表第三)。
- (3) カルシウムやバリウムはアルカリ土類金属、ジエチル亜鉛は「アルキルアルミニウム及びアルキルリチウムを除く有機金属化合物」の代表例です(消防法別表第一・第三類)。
- (4) 炭化アルミニウム(Al₄C₃)は「カルシウム又はアルミニウムの炭化物」に属します。水と反応して可燃性のメタンを発生するため禁水性です(消防法別表第一・第三類)。反応式は Al₄C₃ + 12H₂O → 4Al(OH)₃ + 3CH₄ です。
- (5) 禁水性物質への注水は厳禁です。乾燥砂などを用い、物質に応じた方法で消火します(危険物の規制に関する政令第25条)。
覚え方・ひっかけ
第3類の最大のひっかけは「禁水性物質への注水は火を消すどころか爆発を招く」という点です。試験では「水で消火する」という選択肢が魅力的に見えますが、第3類には絶対禁物。また「自然発火性」と「禁水性」は別の危険性を持つため、それぞれ代表物質を覚えることが重要です。
出典・参考
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料(消防法別表第一・危険物区分の根拠)
- e-Gov法令検索 消防法(法令原文。政府公表)
※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。分類・品名の詳細は要確認です。