ナトリウム(Na)とは
ナトリウムは第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)に分類される金属で、乙種第3類(乙3)で重要な物質です。
(1) 指定数量は10kgです(危険物の規制に関する政令別表第三の「ナトリウム」)。
性状のポイント
- (2) 銀白色の柔らかい金属で、比重は約0.97と水より軽い。
- (3) 水と激しく反応して水素を発生し、発火・爆発の危険がある(禁水性)。(厚労省SDS「危険有害性情報」)
- (4) エタノールなどのアルコールとも反応して水素を発生する(水との反応より穏やか)。
- (5) 空気中の水分・酸素とも反応するため、灯油(石油)中に保存する。
- (6) 炎色反応は黄色を示す。
- (7) 消火には乾燥砂や金属火災用粉末消火剤を用い、注水は厳禁である。
覚え方・ひっかけ
「水は厳禁・灯油中で保存」がキーワード。消火に水や強化液を使うという選択肢は誤りで、乾燥砂や金属火災用粉末消火剤を用います。アルコールとも反応するため「エタノール中に保存」も誤りです。カリウムと性質が似ている点(カリウムのほうが反応性が高い、炎色はカリウム=紫・ナトリウム=黄)も合わせて押さえましょう。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」金属「ナトリウム」安全データシート(CAS 7440-23-5)
- 総務省消防庁 危険物データベース登録の手引・危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物の区分・性状の根拠)
※本問題・解説は上記の政府公表資料等を参考に作成しています。数値は代表値であり、製品や条件により幅があります。