ガソリンとは
ガソリンは第4類 引火性液体のうち第1石油類(非水溶性)に分類される代表的な危険物です。乙種第4類(乙4)・丙種の学習で必ず問われます。
性状のポイント
- (2) 引火点は約 **−40℃以下**と非常に低く、常温で容易に引火する。
- (3) 蒸気は空気より**重い**(蒸気比重約3〜4)ため、低所に滞留して広がる。
- (4) 水に溶けず、液比重0.72〜0.76で水より軽いので水に浮く。
- (5) 電気の不良導体で静電気を帯びやすく、流動などで帯電すると爆発する危険がある。
身近な製品・市販形態
- 自動車用燃料としてガソリンスタンド(GS)で給油する。レギュラーとハイオクの違いは主にオクタン価で、危険物としてはどちらも第1石油類。
- 容器で持ち帰る場合は消防法令に適合した運搬容器に限られる。自動車で運搬するときは22L以下の金属製容器、またはUN表示と容器記号「3H1」があり10L以内・製造から5年以内のプラスチック製容器(2024年3月1日から使用可)。灯油用ポリタンクやペットボトルへ入れることはできない。
- セルフのGSでも、運搬容器への詰替えは従業員が行う(客が自分で注油することはできない)。購入時は身分証明書等による本人確認と使用目的の確認を受ける。
- 発電機・草刈機・農機の燃料として携行缶で持ち運ぶ場面が代表的。気温が上がると内圧が高まるため、車内放置やフタの急な開放が事故につながる。
覚え方・ひっかけ
「引火点が低い・蒸気は重い・水に浮く・静電気に注意」が定番。電気を通しやすい、水に沈むといった選択肢は誤りです。消火は泡・粉末・二酸化炭素など(水は不適)。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」ガソリン GHSモデルSDS(CAS 8006-61-9)(2006年公表版)
- 同SDS:引火性・蒸気・物性に関する記載
- 総務省消防庁 危険物データベース登録の手引・危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物の区分・性状の根拠)
※本問題・解説は上記の政府公表資料等を参考に作成しています。数値は代表値であり、製品や条件により幅があります。