水素化ナトリウム(NaH)とは
第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)に属し、乙種第3類で重要な物質です。灰色の結晶(粉末)で、水と激しく反応して水素ガスを発生する禁水性物質です。化学工業における有用な試薬として使用されますが、取扱には極めて高い注意が必要です。
(1) 第三種自然発火性物質及び禁水性物質に当たり、指定数量は300kgです。
性状のポイント
- (2) 灰色の結晶(粉末)である。
- (3) 水と激しく反応して水素(H₂)を発生し、発熱する(同時に水酸化ナトリウムを生じる)。
- (4) 発生する水素は可燃性で、空気と混合すると爆発するおそれがある。
- (5) 強い還元性をもつ。
- (6) 水分との接触を避け、鉱油中に保存するか、窒素を封入した容器で貯蔵する。
- (7) 消火には乾燥砂や金属火災用粉末消火剤を用い、注水・泡消火剤は厳禁である。(厚労省SDS「消火剤」)・使用禁止の消火剤)
覚え方・ひっかけ
水素化ナトリウムは「水素を発生する禁水性物質」として記憶することが重要です。炭化カルシウム(アセチレン発生)・リン化カルシウム(ホスフィン発生)と並んで、「どの禁水性物質がどのガスを発生するか」という対応問題の重要な出題対象です。発生する水素ガスの可燃性・爆発性も重要ポイントです。消火方法は「乾燥砂」などで、「水」「泡」は厳禁です。鉱油中保管の理由(水分遮断)も併せて学習することが大切です。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」水素化ナトリウム 安全データシート(CAS 7646-69-7、2009年3月30日作成)
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物区分の根拠)
※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。数値は代表値であり、正確性は要確認です。