金属の性質と構造

最終更新日: 2026-07-26

金属の性質と構造

金属は、自由電子が金属イオンのあいだを動き回る「金属結合」でできています。この構造が、金属に共通する性質(電気・熱をよく伝える、たたくと広がる、光沢がある)をすべて説明します。

金属結合と自由電子

結晶構造

構造配位数代表的な金属
体心立方格子8ナトリウムカリウム、鉄(常温)
面心立方格子12アルミニウム、銅、金、銀
六方最密構造12マグネシウム、亜鉛
  • (5) 金属の結晶構造には体心立方格子(配位数8)、面心立方格子(配位数12)、六方最密構造(配位数12)がある。面心立方格子と六方最密構造は最密充填構造である。OpenStax「The Solid State of Matter」

イオン化傾向

金属が水溶液中で陽イオンになろうとする性質の強さの順をイオン化傾向といいます。

K > Ca > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Ni > Sn > Pb > (H) > Cu > Hg > Ag > Pt > Au

危険物との関係

試験での頻出ポイント

  • 金属の性質(電気・熱の良導体、展性・延性、金属光沢)はすべて自由電子で説明できます。
  • イオン化傾向の順序、特に「K・Ca・Naは常温の水と反応」が頻出です。
  • 金属粉・アルカリ金属の火災に注水は厳禁です。
  • アルミニウム・鉄が濃硝酸で不動態をつくること、アルミニウム・亜鉛が両性金属であることも狙われます。
  • 異種金属が接触すると、イオン化傾向の大きいほう腐食します。

出典・参考

金属の性質と構造に関する問題